外洋航海がさかんになった
16世紀以降において、航海中の自分の船の位置を知ることは安全な航海において重要になった。緯度は太陽の高さなどで比較的知り易いのに対し、経度は基準の経度の街の時間を正確に表示し続ける時計が入手できなかった時代には極めて困難であった。多くの国で、経度の決定法の開発について懸賞がかけられた。
ガリレオ・ガリレイは木星の衛星
イオの食の周期を自然の時計として用いる方法を提案し
トビアス・マイヤーの月運行表ももともとは地上の地図の作成に使われたものであるが、海上での経度の決定法として賞金を得ている。
18世紀の
ジョン・ハリソンによる揺れる船上、温暖の差の激しい航海でも正確な時を刻む
クロノメーター開発に関する物語はデーヴァ・ソベルの『経度への挑戦』に興味深く描かれている。