最高裁判所長官 wikipedia|無料辞書
|正式名称 = 最高裁判所長官
|公用語名 = さいこうさいばんしょちょうかん
|紋章 =
|現職画像 =
|現職代数 = 17
|職務代行者役職 =
|職務代行者氏名 =
|任期 =
-->
◆概要
最高裁判所は、最高裁判所長官(「長たる裁判官」)1人と、最高裁判所判事(「その他の裁判官」)14人の計15人の
最高裁判所裁判官(「最高裁判所の裁判官」)から成る。最高裁判所長官が
内閣の指名に基づいて
天皇が任命するのに対し、最高裁判所判事は内閣が任命し天皇が
認証する。
最高裁判所長官は、最高裁判所判事から任命されることが多い。しかし、任命資格は最高裁判所長官と最高裁判所判事に違いはない。
最高裁判所発足当初、長官はいわゆる
キャリア裁判官(
判事補から
判事となった裁判官)以外の者から任命された。しかし、その後、キャリア裁判官から任命される者が多くなり、
1979年(昭和54年)以降は、9代続けてキャリア裁判官から長官が任命されている。
最高裁判所長官の任期は最高裁判所裁判官と同じ
定年の70歳まで。すでに最高裁判所判事として
最高裁判所裁判官国民審査(国民審査)に付されている最高裁判所長官は、再審査は前審査から10年以上経過している場合であるため、最高裁判所長官に就任したことを理由に再審査に付されることはない。
◆ 任命・任命資格
最高裁判所長官の任命資格は、最高裁判所判事の任命資格と同じである。しかし、1979年以降はキャリア裁判官である最高裁判所判事から任命されることが慣例となっている。例外的に、第17代長官
竹崎博允は、最高裁判所判事を経ずに東京高等裁判所長官から直接任命された。
最高裁判所長官は、内閣の指名に基づき、
国事行為として天皇が任命する(
憲法6条2項、
79条1項、1項、なお、任命資格についてはを参照)。
慣例的に、最高裁判所長官は定年の70歳に近づくと、内閣総理大臣に対し、次期最高裁判所長官として誰が適任であるか意見を述べる。内閣総理大臣がその意見を了承すると、閣議により内閣が次期最高裁判所長官を指名する。そのため、実質的に最高裁判所長官の指名権があるのは、前任の最高裁判所長官といえる。
◆ 権限
◇司法権行使に関して
司法権の行使、つまり
裁判所における審理に関して、最高裁判所長官の権限は、最高裁判所判事と違いはなく、他の最高裁判所裁判官に対して優越的な地位を占めるものではない。この点、内閣総理大臣がリーダーシップを取り、他の
国務大臣に対して大きな権限を有する内閣の
行政権行使とは大きく異なる。
15名の最高裁判所裁判官全員から構成される
大法廷の
裁判長となる。また、最高裁判所長官が
小法廷の審理に出席するときは、常に裁判長を務める(最高裁判所裁判事務処理規則)。ただし、最高裁判所長官は長官としての仕事で忙しく、小法廷の審理にはほとんど関与しない慣例が続いている。中には4代目長官の
横田正俊等、小法廷の審理に積極的に関与した長官もいる。
◇司法行政に関して
最高裁判所が
司法行政事務を行うのは、
裁判官会議の議によるものとされ、最高裁判所長官が、これを総括する。 また、最高裁判所長官は、裁判官会議の議長となる()。
◇その他
最高裁判所長官は、対外的には、最高裁判所を代表する地位を有する。また、最高裁判所長官は、当然に
皇室会議の議員となる()。
◆ 歴代最高裁判所長官