定期観光バス wikipedia|無料辞書
定期観光バス(ていきかんこうバス)は大都市や
観光地をバス事業者が設定したコースで巡る、バス
旅行である。
バスターミナルをはじめ
空港や
ターミナル駅、
ホテルを始発点に3〜8時間程度の日帰りコースが組まれ、一人でも気軽に利用できる。主に地域の公営交通事業者や大手バス事業者が運行することが多いが、
はとバスや
名古屋遊覧バスのように定期観光バスを事業の中心に据える事業者もある(ただし名古屋遊覧バスは2006年3月に廃業)。
◆ 運行内容
地域の名所や景勝地を巡り、コースによっては食事も加わるため、募集型
企画旅行の一種である。旅行会社が主催するツアーと異なり、
バス事業者が旅行の主催者となり、所定の経路で路線免許を受けて定期的に運行されるため、法的には
路線バスの一種と見なされている。ただし観光地の路線バスでは駅やバスターミナルを起終点に観光地やホテルを巡る
観光周遊バスも存在するが、バスガイドや添乗員が乗務・引率しないため異なる存在である。
◇ 見学地
車窓から見る場所とバスを降りて入場する場所に大別される。かつては自然景勝や史跡、公園・庭園、
展望施設、宗教施設(神社、寺院、教会、修道院など)などが主体だったが、近年はこれらにとどまらずさまざまな見学地が設定される。
・ 動物園・水族館・植物園・観光牧場・博物館・美術館
・ 参加者がこれら別の交通機関で移動する場合、バスガイドはバスから降りて参加者を誘導し、その間にバスは並行ルートを回送され、参加者が降りる港や駅で待機している。
・ 演劇やショーの鑑賞、スポーツ観戦
・ 演目や時間帯によっては現地解散となる。
・ 映画やテレビドラマなどのロケ地、博覧会やオリンピック会場など
・ アミューズメント施設
・ 比較的少ないが遊園地・テーマパークなど。珍しい例ではナイトクラブやディスコ、ボウリング場なども。
・ 産業観光
・ 道路
・ 車窓見学になるが、景観を重視するため
高速道路・
有料道路や旧道、繁華街を走ることがある。
◇ 食事
5〜6時間以上のコースでは食事または喫茶・軽食付きとなることが多い。地域やコースによって内容はさまざまで、食事をメインにしたコースもある。乗務員や添乗員は別途に用意された専用メニューの場合もあれば、参加者と一緒に同じ料理を食べることもある。傾向としては下記の事例が挙げられるが、これらの条件が組み合わさることもある。
・ 有名料理人が勤めるレストラン
・ 展望レストラン
自由食として指定店舗のクーポンや優待割引券を配布し、参加者に任意の店舗を選んでもらう場合もある。
◇ 料金体系
乗客が支払う金額には、以下の運賃や料金が含まれる。
・ バス運賃
・ コースに組み込まれる諸経費(団体割引を適用)
・ 入場料金、拝観料
・ 他の交通機関の運賃
・ 演劇やスポーツの試合、ショーのチケット(運賃に含まれる場合は、記載がある)
・ 食事代(記載がある場合。追加注文した場合は自己負担。自由食の場合は各自が現地で支払う)
なお、路線や事業者により、諸経費を運賃に含めている場合と、諸経費と運賃を別にしている場合がある。後者の場合、乗車の際に運賃のほかに諸経費を支払うことになる。
◇ 車両
;定期観光用に2階建てバスを保有する(していた)事業者
・ 北海道中央バス
・ はとバス
・ 日の丸自動車興業
・ 横浜市交通局
・ 名古屋遊覧バス
・ 北陸鉄道
・ 松本電気鉄道
・ 京阪バス
・ 大阪市交通局
・ 西日本鉄道(現・西鉄観光バス)
;観光バス以外の定期観光専用車を保有する(していた)事業者
・ 北海道中央バス(ボンネットバス)
・ はとバス(シアターフロア車・ハイブリッド車)
・ 日の丸自動車興業(オープントップ車)※期間限定で他社にも貸し出し
・ 東武バス日光(
サンルーフ車)※東武鉄道時代、現在は廃車
・ 丹後海陸交通(ボンネットバス)
・ 四国交通(ボンネットバス)
◆ 募集型企画旅行との差違
日帰りのバスツアーと似て非なる要素が多いので、対比すると以下のようになる。