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「国産み」||結婚情報-LINK.com (05/26update)

国産み wikipedia|無料辞書

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天瓊を以て滄海を探るの図(小林永濯・画、明治時代)
国産み(くにうみ)とは、日本の国土創世譚を伝える神話である。
イザナギイザナミが天の橋にたち矛で混沌をかき混ぜ島をつくる。また、『古事記』などではそののち2神で島を産んだというものである。この島産みは中国南部、沖縄から東南アジアに広く分布する「洪水説話」に似た点が多いといわれる。
なお、国生みの話の後には神生み(かみうみ)が続く。
以下、この記事では、日本神話において、大八島(おおやしま)がどのように形成されたかを記す。
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◆あらすじ

◇古事記
古事記によれば、大八島は次のようにして生まれた。
伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)という二柱の神は、別天津神(ことあまつがみ)たちに漂っていた大地を完成させることを命じられる。別天津神たちは、天沼矛(あめのぬぼこ)を二神に与えた。伊邪那岐・伊邪那美は、天浮橋(あめのうきはし)に立って、天沼矛で、渾沌とした大地をかき混ぜる。この時、矛から滴り落ちたものが、積もって島となった。この島を淤能碁呂島(おのごろじま)という。
二神は淤能碁呂島に降り立って会話をし、結婚する。古事記から引用すると、
:伊邪那岐
::「汝身者如何成也」
::「汝(いまし)が身(み)はいかに成れる」
::「あなたの体はどのようにできていますか」
:伊邪那美
::「妾身層層鑄成 然未成處有一處在」
::「わが身はなりなりて成り合はざる処一処あり」
::「私の体には、成長して、成長していないところ(女陰のことを示す)が1ヶ所あります」
:伊邪那岐
::「吾身亦層層鑄也 尚有凸餘處一 故以此吾身之餘處 刺塞汝身之未成處 為完美態而生國土 奈何」
::「わが身はなりなりて成り余れる処一処あり。故(かれ)このわが身の成り余れる処を以て、汝が身の成り合はざる処を刺し塞ぎて、国土(くに)を生み成さんと以為(おも)ふ。生むこといかん。」
::「私の体には、成長して、成長し過ぎたところ(男根のことを示す)が1ヶ所あります。そこで、この私の成長し過ぎたところで、あなたの成長していないところを刺して塞いで、国土を生みたいと思います。生むのはどうですか。」
こうして、二神は性交を始める。しかし、この性交の前に、女性である伊邪那美のほうが、先に男性の伊邪那岐を誘ったために、ちゃんとした子供が生まれなかった。最初に産まれた子供は、水蛭子(ひるこ)であり、二神はこの子を葦舟に乗せて流してしまった。次に産まれたのは淡島(あはしま)であった。水蛭子と淡島は、伊邪那岐・伊邪那美の子供の内に数えない。
ちゃんとした子供が生まれないので、二神は、別天津神のもとに赴き、どうするべきかを聞いた。すると、占いによって、女から誘うのがよくなかったとされた。そのため、二神は淤能碁呂島に戻り、今度は男性の伊邪那岐から誘って再び性交をする。

  島産み
国生み神話
ここからこの二神は、大八島を構成する島々を生み出していった。産んだ島を順に記すと下のとおりになる。
#淡道之穂之狭別島(あはぢのほのさわけのしま): 淡路島
#伊予之二名島(いよのふたなのしま): 四国
#*胴体が1つで、顔が4つある。顔のそれぞれの名は以下の通り。
#**愛比売(えひめ): 伊予国
#**飯依比古(いひよりひこ): 讃岐国
#**大宣都比売(おほげつひめ): 阿波国(後に食物神としても登場する)
#**建依別(たけよりわけ): 土佐国
#隠伎之三子島(おきのみつごのしま): 隠岐島
#:別名は、天之忍許呂別(あめのおしころわけ)
#筑紫島(つくしのしま): 九州
#*胴体が1つで、顔が4つある。顔のそれぞれの名は以下の通り。

▲上へ / ▼下へ

#**白日別(しらひわけ): 筑紫国
#**豊日別(とよひわけ): 豊国
#**建日向日豊久士比泥別(たけひむかひとよじひねわけ): 肥国
#**建日別(たけひわけ): 熊曽国
#伊伎島(いきのしま): 壱岐島
#:別名は、天比登都柱(あめひとつばしら)
#津島(つしま): 対馬島
#:別名は、天之狭手依比売(あめのさでよりひめ)
#佐度島(さどのしま): 佐渡島
#大倭豊秋津島(おほやまととよあきつしま): 本州
#:別名は、天御虚空豊秋津根別(あまつみそらとよあきつねわけ)
以上の、八島が最初に生成されたことにより、日本のことを大八島国という。二神は、続けて、6島を産む。
#吉備児島(きびのこじま): 児島半島
#:別名は、建日方別(たけひかたわけ)
#小豆島(あづきじま): 小豆島
#:別名は、大野手比売(おほのでひめ)
#大島(おほしま): 周防大島
#:別名は、大多麻流別(おほたまるわけ)
#女島(ひめじま): 姫島
#:別名は、天一根(あめひとつね)
#知訶島(ちかのしま): 五島列島
#:別名は、天之忍男(あめのおしを)
#両児島(ふたごのしま): 男女群島
#:別名は、天両屋(あめふたや)

◇日本書紀
日本書紀の記述は、基本的に伊奘諾(イザナギ)・伊奘冉(イザナミ)が自発的に動いて、国産みを進めていくものである(巻一第四段)。また、伊奘諾・伊奘冉のことをそれぞれ陽神・陰神と呼ぶなど、陰陽思想の強い影響がうかがわれる。
本書によれば、古事記と同様に、伊奘諾・伊奘冉は、天浮橋(あめのうきはし)に立って、天之瓊矛(天沼矛)で、渾沌とした大地をかき混ぜる。この時、矛から滴り落ちたものが、積もって島となった。ただし、この時、他の天つ神は登場しない。

◆ 比較表
『古事記』、『日本書紀』、『先代旧事本紀』、『天書紀』、『上記』の国産み順の比較したものである。