口腔ケアは、器質的口腔ケアと機能的口腔ケアに大別できる。器質的口腔ケアは、口腔内を清潔に保ち
細菌を除去することを目的とし、おもに口腔清掃により達成できる。機能的口腔ケアは、摂食・嚥下などの口腔機能を維持・改善することを目的とするケアである。
特に高齢者においては健康維持のために
口腔ケアが欠かせない。口腔ケア用のブラシとしては、通常は一般用の
歯ブラシが用いられている。ただし、口内の粘膜部の清掃も行う必要があるため、ティッシュやスポンジなどを用いたケアも行われる。粘膜部の清掃用のブラシも開発されており、通常の歯ブラシに比べて毛先が柔らかい。幅が広いものや球状のものがある。例えば、
360度歯ブラシも口腔ケアに用いられている。特に、頬粘膜、口蓋、口唇の裏側、義歯をはずした後の歯肉、舌の清掃に適しており、口腔内細菌、食物残渣、痰などの汚れを効率よく除去できる。