仲人は「
月下氷人」とも呼ばれる(縁結びの神“月下老”と“氷上人”を組み合わせた造語)。かつては「仲人は親も同然」という格言があるほど、仲人の影響力は強いものであったが、人間関係の希薄化や時代背景の変化とともに仲人を設定する
結婚式は減少傾向にあり、さらに
平成不況による職場環境の激変(
終身雇用体制の崩壊)を背景に1990年代後半を境に激減し、仲人を立てる結婚式は
首都圏では1%だけとなり、最も多い
九州地方でも10.8%に過ぎなくなった(
ゼクシィ調査 2004年9月13日発表)。また仲人を立てる場合であっても形だけの仲人を設定するケースが大半である。形だけとは言え、婚約・
結納・結婚式(
結婚披露宴)などの重要イベントでは臨席と挨拶が求められるので、伝統的なしきたりについて相応の知識を仕入れておくのが良い。
仲人には間接的な名目で報酬が支払われるが、仲人もその報酬額に見合った記念品や贈り物などをプレゼントするので、決して儲けにはならず、交通費や衣装代などの実費分は持ち出しになる(プロの仲人の場合は別)。しかしながら、仲人を務めることで社会的な評価も上がるので、別段の事情がない限り、気持ちよく引き受けるのがよいとされる。逆に、家庭や仕事の事情で無理があるのに仲人を引き受け、その役割が果たせなくなるのは最も良くないこととされ、事情がある時にはきっぱり断るのがよいとされる。但し、プロスポーツチームの監督などは、情実に囚われるのを防ぐために選手の仲人を断る場合が多いという。
既婚の男女で、家庭生活がうまく行っている夫婦が選ばれる。主に、学校や職場の先輩、恩師、地域の実力者、親戚など、結婚する男女と多少なりとも関係のある人物に依頼する場合と、全く関係のない「プロ」の仲人に依頼する場合がある。