結婚情報サービスなどによる結婚パートナー探しやそれによって結婚するカップルが増えており、その中で一度
結婚に失敗した人に対し暗いイメージを持たれないようなるべく面白い表現で言おうとしたこと、そして若者をターゲットにしたトレンディドラマでも台詞としてよく使われたことから次第に定着していったものと考えられる。
一時期、女性週刊誌などで、「女性のバツイチは、キャリアアップの一つとしてパートナーを変更した結果である」として、もっと積極的で明るいイメージの「ピカイチ」に呼び替えようとする運動が展開されたことがあったが定着しなかった。また離婚経験は貴重な体験だとしてバツをマルに言い換えた「マルイチ」
[『イミダス』1994年版に掲載された。]「シングルアゲイン」、「セカンドシングル」などの用語もあった。このようなバツイチを言い換えたり、その暗いイメージを払拭しようとする運動は、形を変えて数年おきに起っており、近年も「女性のバツイチは勲章」との言葉が女性週刊誌や女性ファッション誌などで取り上げられた。
キャリアウーマンの中にも、離婚経験を勲章と考える者がいる。なお、2回以上の離婚経験者を指して「バツニ」「バツサン」などと称することもある。
一方でバツイチの男性・女性を「中古」として配偶者として劣ったものとする考え方も根強く残っている。特に、子供がいるバツイチの者は、再婚相手が実子でない子の親になること、
養育費の支払い等の問題から敬遠されることも多い。また、離婚経験があり、離婚を勲章と考えている女性には、男性の離婚者を「人生の敗者」として卑下する傾向が認められる。
近年は戸籍簿の電算化が各自治体により進められている。電算化された戸籍簿では在籍者が死亡または離婚をしても「×」印はつかなくなり、かわりに「除籍」と記載されるようになった。