(上三段目は、便宜上左から「暫定政府に近い勢力」「地方を支配する勢力」「イスラム原理主義勢力・その他」の意。但し、この三派に分かれて争っているという意味ではない。例えばソマリランドはプントランドと国境紛争を行っている。)
この紛争がソマリアの窮乏化を加速させたにもかかわらず、バーレ大統領は
ソマリ社会主義革命党による一党独裁体制のもと、自分の属する南部のマレハン氏族のみを重用し、北部の
イサックなど他の有力氏族を見捨てるような政治運営を行った。経済的にも財政破綻が顕著となり、比較的豊かなマレハンと貧しい他氏族の間で所得格差も格段に広がった。また北部産の
バナナや
動物を輸出して得た外貨を南部の開発のためだけに費やしたことは、後に
ソマリランド独立による国家の再分裂という事態まで引き起こしてしまう。こういった地域・氏族偏重主義のバーレ政権に反抗し、
1980年代初めより反政府勢力が連合し始めていく。