高天原を追放されて出雲に降り立ったスサノオは、ヤマタノオロチという怪物に毎年娘を食われているアシナヅチ・テナヅチの夫婦に出会い、クシナダヒメを妻として貰い受けることでヤマタノオロチの退治を請け負った。スサノオはクシナダヒメの姿を
湯津爪櫛の形に変えて自らの髪に挿し、ヤマタノオロチを退治した後、クシナダヒメと共に住む場所を探し、
須賀の地に宮殿を建てた。
名前は通常、日本書紀の記述のように「奇し稲田(くしいなだ)姫」すなわち霊妙な稲田の女神と解釈される。他に串蛇(くしなだ)とする説などもあるが、否定されている。また、
櫛の字を宛てることからクシナダヒメは櫛を挿した
巫女であると解釈し、ヤマタノオロチを川の神として、元々は川の神に仕える巫女であったとする説もある。