日本語で言う「シンルイ」(親類)、親戚の範囲は、親の兄弟姉妹にあたる直接の
おじ(伯父、叔父)や
おば(伯母、叔母)だけでなくその
配偶者までも含んでいる点がキンドレッド(血族を中心に考える理念型としての定義)と異なるとする意見と各
民族ごとに日常生活、生産活動、
通過儀礼、
冠婚葬祭などの互助、協力をする「シンルイ」としての認識の範囲が異なるのだから日本語の「シンルイ」、すなわち日本のその地域のキンドレッドであると考える研究者もいる。
もともとは
イギリスの文化的背景のある「シンルイ」に相当する民俗語彙、そして法令用語として
ウェールズ人の父系出自集団と血縁関係の双方の意味を持つ語として用いられてきた語であって概念の混乱が見られた。学説上、
氏族や
出自集団と区別できない用法で用いられてきたが
グッディナフ(G.H.Goodenough)が「出自」とは祖先を中心として系的に(lineally)組織される概念とし、「キンドレッド」は、個人を中心として関係付けられるlateralな血縁関係者の
カテゴリーであると区別した。