しかし、イザナミに逢いたい気持ちを捨てきれず、
黄泉国まで逢いに行くが、そこで決して覗いてはいけないというイザナミとの約束を破って見てしまったのは、腐敗して
ウジにたかられ、雷(いかづち)に囲まれたイザナミの姿であった。その姿を恐れてイザナギは逃げ出してしまう。追いかけるイザナミ、雷(いかづち)、
黄泉醜女(よもつしこめ)らに、髪飾りから生まれた
葡萄、櫛から生まれた
筍、黄泉の境に生えていた桃の実(
意富加牟豆美命、オオカムズミノミコト)を投げて難を振り切る。黄泉国と地上との境である黄泉比良坂(よもつひらさか)の地上側出口を大岩で塞ぎ、イザナミと完全に離縁した。その時に岩を挟んで二人が会話するのだが、イザナミが「お前の国の人間を1日1000人殺してやる」というと、「それならば私は、1日1500の産屋を建てよう」とイザナギは言い返している。